SSブログ

こんな方法もあるのですが、、、 [再生]

大好きな東京の町にある、
大正末か昭和初期かという料理屋さんの全面立て替えの噂が、、、

木造2階建ての建物は、増築を重ねていて、耐震補強では
追いつかないのだとか、

ならば、こんな方法もあるので、是非ご一考を

下の写真は、築50年の住宅を建て替えたときのこと、

和室を新しい家にそっくりそのまま持って行こうと言うことになり、
まずは丁寧に建具をはずし、部材を解体し、

naga-kaitai3.jpg


新しい家へ組み込むと、くたびれて、しょんぼりしていた座敷も

n1.jpg

ほら、こんなにかっちりと、かっこよく生まれ変わります。

あー、あの店の2階、一番奥の4人掛けの席が、無くなってしまうなんて、

こんな風に、新しいビルの中に再生してもらえないだろうか!
コメント(0) 

祝・開店・シェ トモ [再生]

tomo1.jpg

文庫蔵移築再生工事として、お伝えしていた
建物の1階に、施主ご家族のレストランが
3月9日、開店いたしました。

写真は前日のレセプションの様子、
シェフであるご長男から、コンセプトなどの
説明がありました。

tomo5.jpg

野菜ソムリエでもあるシェフが、野菜をテーマに
日々の仕入れを重視した料理を提供します。

どのお皿も、手が込んでいて、素材の味が
際だち、野菜中心でありながら、
物足りなさを感じさせません。

オリジナルの器も凝っています。

tomo2.jpg

2階のギャラリーでは、「池田満寿夫 展」が
充実した内容で開かれています。

池田満寿夫に対する認識が変わりました。
「すばらしいアーティストだったんだ!」

tomo4.jpg

この蔵は、施主ご家族と出会わなければ、
ただの廃棄物となっていたかもしれません

山形から移築再生され、レストランとして
蘇り、新しい歴史を刻むことを思ったとき、

再生工事の喜びを強く感じます。

最後になりましたが、
今回の工事に関われた事に感謝をし、

レストランとご家族のますますのご発展を
心から祈念いたします。

レストラン シェ トモ
埼玉県越谷市北越谷2-33-9
TEL:048-978-8287
コメント(0) 

漆喰・本堂修復工事 [再生]

shikui3.jpg

いよいよ、仕上げの漆喰工事が始まりました。
初冬の青空に漆喰の白い壁が映えます。

shikui1.jpg

今回の漆喰は、外部なので油漆喰。
油を漆喰に混ぜ、雨はじきを良くしてあります。

上の写真をよく見ると、繊維が確認できます。
麻を晒して細かく裂いたもの、
この繊維が絡み合い、壁を割れにくくします。

昨今、漆喰流行りですが、繊維が入っていない
クリーム状のものが多く見受けられます。

shikui2.jpg

繊維入りの漆喰を丁寧に塗り込め、
表面は、あくまでもなめらかで、気持ちの良い
仕上がりです。

shikui4.jpg

細部の仕上げも真剣です。

コメント(2) 

面戸・本堂修復工事 [再生]

mendo1.jpg

面戸(めんど):
簡単に説明すると瓦と瓦の間、軒先と瓦の間。

瓦よりも劣化の早いこの部分を修復しています。
上の写真で、瓦と瓦の間の黒く見える部分です。

職人さんが、黒い漆喰を小さな鏝を使い、
丁寧に丁寧に、隙間を埋めていきます。

大きな本堂は、小さな道具で、コツコツと
修復されていきます。
コメント(0) 

文庫蔵移築再生工事・竣工 [再生]

bunkogura00.jpg

11月8日、北越谷・文庫蔵移築再生工事の
竣工式が行われました。

8月に建物を引き渡した後、お客様ご自身で
見事に外構を完成させ、今日を迎えました。

bunkogura1.jpg

見学会と設計者による記念講演が行われ、

bunkogura2.jpg

その後、奥様の美味しい手作り料理で
和やかに親睦パーティー。

bunkogura3.jpg

bunkogura4.jpg

施主の安田様や私が卒業した
「民家の学校」の同窓生による長唄や
サックスの演奏などがあり、
やがて、ちょっとした同窓会のようになり、
大変楽しい時間を過ごしました。

お客様自らが立ち上げたブログも
ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/bunnsyokuraichikusaisei

民家の学校
http://www.minka.gr.jp/event/school.html






コメント(0) 

洗い・本堂修復工事 [再生]

arai1.jpg

土壁の中塗りが終わり、木部【洗い】の工程に
入りました。薬品を使う場合もありますが、
今回は、水、のみ。

本当に水だけ?と、思うほどきれいになります。

arai4.jpg

写真手前の木目がはっきりしている部分は、
洗い後、奥の黒い部分は洗い前です。

arai2.jpg

こんな道具を使います。
藁を束ねブラシ状にし、穂先をたたいて柔らかく
水もたっぷり含むようになっています。

arai3.jpg

左が使用前の水、右が使用後、真っ黒です。

冒頭の写真に戻りますが、
ブラシと水で、木を傷めないように根気よく、
部材を一つ一つ洗っていきます。


コメント(0) 

本堂修復工事 [再生]

shinkouji2.jpg

北区十条のお寺で、本堂の修復工事をさせて
いただくことになりました。

本堂全体へ足場を掛け、痛んだ部分を調べ
修復計画を立てます。

shinkouji1.jpg

今回は特に漆喰壁がだいぶ傷んでいたので
漆喰部分を剥がし、その下の土壁も
粘りが無くなっていたので、剥がして下地から
塗り替えです。

今回も左官職は、練馬の蔵でお世話になった
小松さんに絶大な信頼で、お願いしました。

そのほかに、銅板職、瓦職、あく洗い職、
社寺のプロ達が腕をふるってくれます。

みなさんよろしくお願いします。

練馬区の蔵については、こちら
http://so-go.blog.so-net.ne.jp/2008-04-16

コメント(0) 

文庫蔵移築再生工事 [再生]

bunko1.jpg

2月から始めた文庫蔵移築再生工事。

やっと足場が取れて、まもなく完成です。
普通の住宅地に突然現れた民家!
皆さん立ち止まり、興味深げに見あげていきます。

今回はお施主様のセルフビルドの部分があり、
ゆっくりとしたペースで進んでいますが、
この蔵が過ごしてきた時間を考えると1200分の
5ヶ月に過ぎません。
さらにこの地で100年過ごすのであれば、
納得のいく工事を時間をかけて行うのも
すてきな、贅沢なことです。

bunko2.jpg

上の写真は、2階のギャラリーになる部分です。

完成が楽しみです。

お客様自らが立ち上げたブログも
ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/bunnsyokuraichikusaisei

コメント(2) 

練馬区の蔵 [再生]

kura152.jpg

ひび割れて、崩れかけていた蔵の再生工事が
無事に終了し、蔵が大地にしっかりと根付きました。

今回の左官工事は、
国宝犬山城修復や多くの蔵の再生工事の
実績を持つ、小松左官工業の小松さんにお願い
することが出来、
その匠技を間近で体験することができました。

kura151.jpg

上から、
洗い出しの笠木、黒弁柄洗い出しの腰壁、
擬石の基礎、まるで左官技術の博物館です。

とかく伝統至上主義に走りがちな再生の世界で、
小松さんは、伝統技術をしっかりと踏襲しながら、
ひび割れ防止のため、下地にガラスネットを
使用するなど、新らしい技術も柔軟に取り入れ
ます。

息子さんを始め、若い職人さんも多く、
皆さん礼儀正しく、きびきびと仕事をこなし、
小松さんの技術が伝承されていくことを考えると
うれしくなります。

まもなく施工事例で詳しく報告させて
いただきます。

コメント(0) 

文庫蔵 上棟 [再生]

joutou2.jpg

先週、文庫蔵の上棟式を行いました。

建物のふるさと、山形の大工さん達による
式次第に則り、厳かに執り行われました。

joutou1.jpg

屋根の上に祭壇をまつり、破魔矢と五色の布を
飾り立て、棟梁を筆頭に御施主様、設計者、
施工者の順に拝礼をし、最後にお供え物の
お餅をまきます。

ここまでの上棟式は、都心ではもはや無く、
簡略化された形で行うのですが、
失った儀式の原型に触れ、感動し、
この屋の無事完成と幾久しくこの土地に
建物が根付き、繁栄することを強く願いました。

お客様自らが立ち上げたブログも
ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/bunnsyokuraichikusaisei


コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。